2025/11/10 23:34
11月7日は、佐古勇気さんのLIVEでした。
佐古さんは、今年の1月にもライブしてもらって、今回で2回目。
エアロ亭スミス師匠が紹介してくれて、スナーリンっていう優しいおじさんが連れて来てくれました。
インスタにも同じようなことを書いたのですが、佐古さんの歌は私小説のようで、胸を打たれる。音楽や本や写真にのめり込んだり、劇場やライブハウスや映画館に通ってばかりいた人たちには、締め付けられるような言葉と音楽が並んでいる。合間の休憩、終わってからも、「苦しい」って言ってるお客さんが印象的だった。言葉と音楽が突き刺さりすぎてた。
今回の九州ツアーでは「もう一回行きたいと思ったところに行こう」と思って、その一つにサモエドを選んで来てくれたそう。佐古さんは着いてからずーっとニコニコしていた。次の日の朝ごはんまでニコニコしていた。
LIVEの途中で、前回ここに来てから作った曲があると言って仮タイトル「むなげ32」を歌ってくれた。さすがにそのタイトルは無いって、お客さんも佐古さんも思ってたから終わってからもみんなで新しい曲のタイトルを考えた。スナーリンさんが「そんなタイトル誰が聞くんだ」って言ってた。ほんとそう。
その曲は、サモエドだけじゃなく、いろんなところで歌ったり旅したり暮らしたりして生まれて来た言葉たちだと思うけれど、前回ライブが終わってから佐古さんを送って行った2時間くらいの道中でおそらくそんなことをみんなで話したんだろうなという言葉が沢山あって、懐かしさと嬉しさとがないまぜになって昂る気持ちをグッと堪えた。「青春をやり直してる」って言葉が印象的で、サモエドを始める前から、私たちずっとそんなことしてる気がしていた。あの場に来ていたみんな、そうなのかもしれない。
配信されるのが、こんなにも楽しみな曲はなかなかない。
佐古さんは、そんなに遠く無い日にまた来てくれると思います。その時は、いろんな人に心刺されてほしいです。

2025.11.7 サモエド屋上前にて、佐古勇気さんLIVE